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2 ファイルを保護する 「TSLocker」

2-3 基本的な使い方

2-3-1 基本的な操作

    暗号化ツール「TSLocker」では、二次利用(編集/コピー/印刷/保存/キャプチャー)を防止するファイルを簡単に作成することができます。

    保護したいファイルに対して「閲覧」「閲覧+印刷」「復号」の各モードとパスワードを設定して暗号化します。

    閲覧だけを許可した設定にすれば、二次利用(編集/コピー/印刷/保存/キャプチャー)を禁止して閲覧だけが可能なTSDファイルが簡単に作成できます。
    ※TSDファイル(拡張子.tsd)は、トランセーファー独自の方式で暗号化されたファイルです。
    ※TSDファイルを利用するには、閲覧ツール「TSViewer」が必要です。

    ファイルを暗号化するときの基本的な操作手順は、以下のとおりです。

  1. デスクトップの「TSLocker」を起動し、暗号化したいファイル(またはフォルダー)をドラッグ&ドロップします。
    ※デスクトップ上の「TSLocker」のショートカットに、直接ファイル(またはフォルダー)をドラッグ&ドロップしても暗号化できます。
    ※エクスプローラーで、ファイルの右クリックメニューから[TranSaferで暗号化]を選んでも暗号化できます。
    ※エクスプローラーで、ファイルの右クリックメニューから[送る]-[TSLocker]を選んでも暗号化できます。
    ドラッグ&ドロップで暗号化
  2. 利用を許可するモードを設定します。
    ※たとえば閲覧モードに設定するには、「閲覧だけを許可する」にチェックを入れます。
    閲覧だけを許可する
  3. パスワードを入力して、[暗号化]ボタンをクリックします。
    ※入力したパスワードは、ファイルを各モードで起動したり、復号するときに認証するためのパスワードです。
    ※パスワードには、日本語全角文字以外の半角英数記号が使用できます。
    ※パスワードは、0文字~128文字以内で指定します。
  4. 暗号化処理状況の表示が終了すると、暗号化が完了します。
    ※暗号化ファイル(.tsd)は、GZIP形式で圧縮されています。
    ※フォルダーを暗号化すると、サブフォルダーを含むフォルダー内のファイルを暗号化し、1つの暗号化ファイルとして生成します。
    ※暗号化したファイルを復号した時には、暗号化元のファイル名と拡張子、元のファイルのタイムスタンプのまま保存されます。
    フォルダーを暗号化していた場合は、元のフォルダー構成のまま復号されます。
    ファイルを暗号化

2-3-2 閲覧だけさせたい(閲覧モードの設定)

    ファイルの閲覧だけができる、閲覧モード(編集/コピー/印刷/保存/キャプチャーを禁止)で利用させるには、以下のように設定します。

    ※基本的な操作はこちらをご覧ください。
    ※閲覧モードを設定できるファイルはこちらをご覧ください。
  1. [閲覧だけを許可する]にチェックを入れます。
  2. [閲覧パスワード]にパスワードを入力します。
  3. [確認パスワード]にパスワードを入力します。

  4. 閲覧モードで暗号化

2-3-3 印刷もさせたい(閲覧印刷モードの設定)

    ファイルの閲覧と印刷ができる、閲覧印刷モード(編集/コピー/保存/キャプチャーを禁止し、印刷だけ許可)で利用させるには、以下のように設定します。

    ※基本的な操作はこちらをご覧ください。
    ※閲覧印刷モードを設定できるファイルはこちらをご覧ください。
  1. [閲覧と印刷を許可する]にチェックを入れます。
  2. [印刷パスワード]にパスワードを入力します。
  3. [確認パスワード]にパスワードを入力します。

  4. 閲覧印刷モードで暗号化

2-3-4 編集させたい(再暗号化モードの設定)

    暗号化ファイルを提供して編集させたい場合は、再暗号化モードに設定しておきます。暗号化ファイルを編集/保存したあと終了する時に、自動的に再暗号化される状態になります。再暗号化機能によって、ファイルの暗号化し直しや、し忘れがなくて安心です。

    ファイルを再暗号化モードで使えるようにするには、以下のように復号権限を設定します。

    ※基本的な操作はこちらをご覧ください。
  1. 利用を許可するモード設定のために、[復号]タブに切り替えます。
  2. [復号を許可する]にチェックを入れます。
  3. [復号パスワード]にパスワードを入力します。
  4. [確認パスワード]にパスワードを入力します。

  5. 再暗号化モードの設定

    仕組みとしては、暗号化ファイルを一時ファイルとして復号し、復号ファイルに関連付いたアプリケーションで開きます。利用後に一時ファイルを自動的に削除し、ファイルを編集していた場合は自動的に検知し再び暗号化して保存します。
    利用者の操作は、暗号化ファイルを復号パスワードで開きます。

    ※フォルダーを暗号化した場合の復号は、再暗号化機能を使えません。
    ※再暗号化モードでの利用が適さないファイル(exe/dllなど)では、再暗号化モードでは開けません。

2-3-5 経路の保護だけでいい(復号を許可)

    ファイルを相手に送る経路だけ保護したいときは、[復号を許可する]設定にしてファイル(フォルダー)を暗号化します。[復号パスワード]を入力することで、元のファイルに戻して自由に使うことができます。

    復号を許可されたファイルとして暗号化するには、以下のように復号権限を設定します。

    ※基本的な操作はこちらをご覧ください。
    ※閲覧モードに対応していないファイルやフォルダーも暗号化できます。
  1. 利用を許可するモード設定のために、[復号]タブに切り替えます。
  2. [復号を許可する]にチェックを入れます。
  3. [復号パスワード]にパスワードを入力します。
  4. [確認パスワード]にパスワードを入力します。

  5. 復号を許可